有志プログラマーチームが、ドンキーコング64を現代のPCで動作させるネイティブ移植版を完成させました。エミュレーターを一切使わず直接PC上で動く形を実現した、ファンによる非公式移植プロジェクトです。
ニュース概要

1999年にNINTENDO 64向けに発売されたアクションプラットフォームゲーム「ドンキーコング64」の非公式PCネイティブ移植版が、プログラマーチームによって動作可能な状態になりました。「ネイティブ移植」とは、別ハードの挙動を再現するエミュレーター(模倣ソフト)ではなく、PC上で直接動作するコードとして書き直す手法を指します。開発チームは「プロセス全体を通じて生成AIをまったく使用していない」と明言しており、人間のプログラマーによる純粋な技術力で現代環境への対応を実現した点が注目を集めています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
「生成AI不使用」をわざわざ宣言する姿勢に、このチームの強いこだわりを感じます。昨今は開発補助として生成AIを活用する動きがソフトウェア業界全体で加速していますが、あえてそれを使わず一から解析・再構築したという職人的なプライドが伝わってきます。過去にはスーパーマリオ64やゼルダの伝説シリーズでも同様のファンメイド・ネイティブ移植プロジェクトが登場し、その多くが任天堂からの法的申請(いわゆるDMCA申請)によって公開停止に追い込まれた経緯があります。本作も非公式である以上、同様のリスクがないとは言えないでしょう。それでも、こうしたプロジェクトが繰り返し生まれ続けるのは、「旧作を現代のハードでまともに遊びたい」というファンの切実な需要の裏返しでもあります。公式のアーカイブ整備が追いつかない空白を、世界中のファン開発者が埋めようとしている構図——ゲーム業界全体として、一度真剣に向き合うべき問いかけだと思います。

