2007年に放送されたSFアニメ『電脳コイル』が、放送から長い年月を経た今、その世界観の先見性によって海外メディアからあらためてスポットライトを浴びています。米Polygonがこの作品の再評価記事を公開し、話題となっています。
ニュース概要

Polygonが、磯光雄監督による2007年放送のアニメ『電脳コイル』を取り上げる長文コラムを公開しました。記事では、電脳メガネを通じて日常風景に情報レイヤーが重なる本作の世界観が、AR(拡張現実=現実世界にデジタル情報を重ねる技術)やスマートグラスが現実味を帯びる現代において、驚くほど的確な未来予測になっていたと論じています。ネットワークが生活の見えない一部として溶け込んでいくビジョンを、当時から描き切っていた作品として再評価されています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
『電脳コイル』、ゲーマー的にも刺さる作品なんですよね。子どもたちが電脳メガネをかけて路地裏を駆け回り、「イリーガル」と呼ばれるバグじみた存在と戦う様子は、今で言う位置情報ゲームやARゲームの原風景そのものです。『Pokémon GO』が世に出る9年も前にあの解像度で「現実に重なるデジタル世界」を描いていた事実は、改めて凄まじいと感じます。
個人的に唸らされるのは、ARを単なる便利ツールではなく「都市伝説」「子ども文化」「行政の規制」といった社会的な摩擦込みで描いた点。Meta QuestやApple Vision Proが普及した未来、私たちはきっと「メガネが壊れたら自分の暗号鍵はどうなる?」みたいな、ヤサコやイサコが直面した問題に本気で頭を悩ませるはずです。海外で今このタイミングで語り直されているのも納得で、再視聴の波が来そうな予感がします。

