イギリス政府が打ち出した16歳未満を対象とするSNS利用禁止策が、SNSアプリだけでなく一部の「ゲームサービス」にも及ぶことが明らかになりました。ただしマルチプレイ機能そのものは規制対象外とされており、線引きを巡って議論が起きています。
ニュース概要

イギリス政府は、16歳未満の若年層を対象にSnapchat、TikTok、YouTube、Instagram、Facebook、Xといった主要SNSの利用を禁じる方針を発表しました。施行は2027年春の予定です。この規制はSNSにとどまらず、ソーシャル機能を中心に据えた一部の「ゲーミングサービス」にも適用される見通しで、Robloxのようなユーザー生成コンテンツ(UGC)主体のプラットフォームが念頭にあるとみられます。一方で、一般的なオンラインゲームのマルチプレイ自体が一律に規制されるわけではない、と政府は説明しています。
ハマケンのひとこと
「ソーシャル機能を持つゲームサービス」という括りは、現代のオンラインゲームを考えると相当に幅広く解釈できてしまいます。フレンド機能、ボイスチャット、UGC、アバター交流などを備えたタイトルは無数にあり、Robloxはもちろん、FortniteやVRChatあたりも当然議論の対象になるはずです。マルチプレイ自体は対象外という線引きも、運用段階でかなり揺れそうな印象です。年齢確認の実効性も依然として大きな課題で、過去にオーストラリアでも同様の議論が紛糾していました。日本ではすでに香川県のゲーム条例のように地域単位での時間規制の前例がありますが、国家レベルでプラットフォーム横断の年齢制限が走ると、海外パブリッシャーが英国向けに機能制限版を別途用意する流れになるかもしれません。2027年春の施行までに、ゲーム業界がどんなロビイングと技術対応を見せるか注目したいところです。
