深夜のコンカフェ嬢を自宅まで送り届ける「送りドライバー」を題材にしたアドベンチャーゲーム『オクリ -OKURI-』が登場しました。狭い車内で交わされる会話を通じ、彼女たちの抱える事情に踏み込んでいくという、ちょっと変わったシチュエーションが特徴の作品です。
ニュース概要

『オクリ -OKURI-』は、深夜営業を終えたコンカフェ(コンセプトカフェ)で働く女性たちを車で送り届けるドライバーが主人公のアドベンチャーゲームです。プレイヤーは助手席に乗せた女性との会話のなかで彼女の抱えた事情を少しずつ知り、依頼通り淡々と仕事として送り届けるか、それとも一線を越えて関係を深めていくのかを選択していくことになります。プレイヤーの選択が物語の行方を左右する分岐型のシナリオが用意されています。
出典: GameSpark
ハマケンのひとこと
「車内で二人きり」というのは、思えばADVの舞台としてかなり優秀なシチュエーションです。逃げ場がなく、視線の置き場に困り、外の街灯がゆっくり流れていく――この閉鎖感と移動感の組み合わせが、普段は語られない本音を引き出すのにぴったりなんですよね。コンカフェ嬢の「送り」を題材に据えてきたのは、深夜帯特有の独特な空気を狙ってのことだと思います。気になるのは、選択肢が「依頼を全うするプロのドライバー」と「個人的な感情に踏み込む」の二極に振り切られている点。仕事として正しい振る舞いと、人として手を差し伸べたくなる気持ちの板挟みが描かれるなら、単なる恋愛ADVよりずっと重い読後感になりそうです。タイトルの『オクリ』に「送り」と「贈り」のダブルミーニングを感じさせるあたり、各ヒロインの結末がどう描かれるのか気になるところです。

