『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』を手がけた上田文人氏の新作『Gen Atlas』。Summer Game Festのショーケースで初お披露目された本作について、上田氏は「主人公が銃を所持しているが、いわゆるシューターではない」と語っています。
ニュース概要

上田文人氏率いるgenDESIGNが開発中の新作『Gen Atlas』が、Summer Game Festのショーケースで新たな映像とともに公開されました。映像には巨大ロボットや、銃のような武器を持つ主人公の姿が映っていますが、上田氏は本作をシューティング(銃で敵を撃つことを主眼に置いたジャンル)と捉えてほしくないとコメント。「敵を何体倒せるか」を競うようなデザインではなく、これまでの同氏の作品同様、独自のゲーム体験を志向していることを示唆しています。
ハマケンのひとこと
上田作品といえば「引き算の美学」。『ICO』ではヒロインの手を引いて歩くこと、『ワンダと巨像』では巨像をよじ登ること、『トリコ』では大鷲との交流——どれも戦闘の派手さではなく、シンプルな動作の積み重ねが情感を生むデザインでした。今回「銃はあるけどシューターじゃない」と釘を刺してきたあたりに、過去作と同じ哲学を貫こうとする意志を感じます。おそらく銃は敵を殲滅するための道具というより、世界と関わるための一つの手段なのではないでしょうか。巨大ロボットらしき存在も映っていたので、『ワンダと巨像』的な「圧倒的に大きな何かとの関係性」がテーマの中心に据えられている可能性が高そう。発売時期や対応機種など続報が待ち遠しい一本ですが、ジャンルの先入観を捨てて構える気持ちで臨むのが正解かもしれません。

