今から45年前、アーケードゲームの第一印象を決めていたのは店頭に置かれた一枚の販促フライヤーでした。そんな歴史的な一枚が、このたびオークションで注目を集めています。
ニュース概要

1981年に稼働したアーケードゲーム「ドンキーコング」の販売用フライヤーに描かれた原画イラストが、オークションに出品され高額で落札されました。このイラストには、足場から樽を投げつける巨大な猿、おびえるヒロイン、そしてオーバーオール姿のひげの男というおなじみの構図が描かれており、当時のアーケードオペレーターたちが最初に目にした「ドンキーコング」の姿でもありました。ゲーム史に大きな影響を与えたタイトルの原点として、資料的価値の高さがうかがえます。
出典: GameSpot
ハマケンのひとこと
このフライヤーのイラストこそ、後に「マリオ」として知られることになるキャラクターの最初期のビジュアルイメージです。当時はまだ名前も固まっておらず、オーバーオール姿の男が「悪役なのか主人公なのか」すら、絵だけを見た人には分からなかったはずです。そう考えると、このアートワーク一枚が、任天堂というゲーム会社の運命を大きく変えたとも言えるのではないでしょうか。デジタルデータが主流になった今、紙の販促物として生まれたこうした資料が物理的な「モノ」として現存し続けていること自体が貴重です。コレクターズアイテムとしてだけでなく、ゲーム史研究の一次資料としても、今後こうした資料の保存や公開が進んでいくことに期待したいですね。

