第一次世界大戦末期のドイツで実際に起きた「11月革命」を題材に、異なる境遇を持つ革命家たちの視点で歴史をたどるターン制ストラテジー「Red Echoes: Berlin」が発表されました。
ニュース概要

「Red Echoes: Berlin」は、1918年から1919年にかけてのドイツ「11月革命」を舞台にした全3章構成のターン制ストラテジーゲームです。それぞれ異なる社会的背景を持つ3人の革命活動家を章ごとに操作しながら物語が進みます。ゲームの雰囲気は、プレイヤーが国家元首として政治的判断を下すナラティブRPG「Suzerain(スゼレイン)」に近いとされており、重厚なテキストと選択肢を軸にした作りになっているようです。
ハマケンのひとこと
「11月革命」は、第一次世界大戦の終戦と同時期にカイザー(皇帝)ヴィルヘルム2世が退位し、ドイツが帝政から共和制へと大きく転換した歴史的な激動期です。この後に成立したワイマール共和国は民主主義の実験場として注目されつつも、経済的混乱や政治的対立が続き、やがてナチス政権誕生の遠因ともなりました。そんな、教科書的に「知ってはいるけれど体験したことはない」時代を、プレイヤー自身の選択で追体験できる点はとても魅力的です。
比較に挙げられている「Suzerain」は、架空の国の大統領として外交・経済・議会工作などを一手に担うゲームで、「ゲームで政治の重さを味わえる」と一部のプレイヤーから高く評価されていました。「Red Echoes: Berlin」が実在の歴史事件を同様の手法で描くとなると、単なる”歴史の追体験”に留まらず、革命の大義と個人の葛藤をどう両立させるかが作品の肝になりそうです。3人の主人公それぞれの立場から同じ時代をどう見せるか、物語の設計に期待しています。

