「サイレントヒル f」の岡本基プロデューサーが、開発中に脚本チームが年間100〜200冊の書籍を読み合うよう互いにプレッシャーをかけ合っていたと明かしました。脚本担当の竜騎士07氏の文体を深く理解するためだったといいます。
ニュース概要

Eurogamerの報道によると、「サイレントヒル f」の岡本基プロデューサーは、制作期間中に脚本スタッフが互いに競い合いながら年間100〜200冊もの書籍を読み続けていたと語りました。この取り組みの目的は、同作のシナリオを手がける竜騎士07氏——「ひぐらしのなく頃に」などで知られるビジュアルノベル作家——が持つ独特の文体や表現の癖を、チーム全員が体に染み込ませるためだったとのことです。
出典: Eurogamer
ハマケンのひとこと
竜騎士07氏といえば、「ひぐらしのなく頃に」や「うみねこのなく頃に」など、緻密な伏線と濃密な心理描写で熱狂的なファンを獲得してきたシナリオライターです。その独特の”語り口”は、どれだけ優秀なライターでもすぐに習得できるものではありません。年間100〜200冊という数字を聞いて最初は驚きましたが、氏の膨大な作品群と文章の奥深さを思えば、むしろ納得感すらあります。
注目したいのは、これが上からの強制ではなく、スタッフ同士が互いにプレッシャーをかけ合うかたちで自然発生的に続けられたという点です。チームとしての本気度が伝わってくるエピソードで、こうした土台の上に作られたシナリオがどんな仕上がりになっているのか、純粋に楽しみです。昭和30〜40年代の日本を舞台にした本作において、時代の空気感や文化的な機微を作品に落とし込むうえでも、幅広い読書体験が大きな武器になったのではないでしょうか。制作の裏側を知ると、プレイへの期待がいっそう高まります。

