『Fallout: New Vegas』や『The Outer Worlds』で知られるObsidian Entertainmentのディレクター、ブランドン・アドラー氏が、Xboxで行われた大規模な人員削減を機に「スタジオが変質した」といった趣旨の発言を繰り返す一部の外野に対して、SNS上で強い不満を表明しました。
ニュース概要

Obsidian Entertainmentでディレクターを務めるブランドン・アドラー氏が、Microsoft傘下となった同スタジオに関して「スタジオは以前と変わってしまった」と語る外部の論者たちに対し苛立ちを示しました。アドラー氏はそうした人々を「口先だけで語る冷めた意見の持ち主(cold take artists)」と表現し、実際の現場を知らずに憶測を広げる姿勢を批判しています。背景には、Xbox部門で相次いだレイオフを受けて、Obsidianの制作体制や作風の変化を懸念する声がネット上で広がっている状況があります。
出典: IGN
ハマケンのひとこと
Obsidianといえば、硬派なRPGを作り続けてきた老舗スタジオですから、Microsoft買収後の変化を心配するファンの気持ちも分かる部分はあります。ただ、今年リリースされた『Avowed』にせよ、開発中の『The Outer Worlds 2』にせよ、外から見る限りObsidianらしさは十分残っている印象です。アドラー氏が「cold take artists」と皮肉たっぷりに切り捨てたのは、内部の実情を知らないまま「Xboxに買われて堕落した」的な物語に落とし込みたがる層への反発でしょう。海外ではスタジオ買収=作風の劣化という単純な図式で語られがちですが、実際にはプロジェクトごとに事情はまったく違うはず。作り手が公にここまで踏み込んで反論するのは珍しく、それだけ現場のフラストレーションが溜まっているのかもしれませんね。次回作でその答えを見せてほしいところです。

