『Baldur’s Gate 3』の大ヒット以降、次なる本格派CRPG(コンピューターRPG)の登場を待ち望む声は世界的に大きくなっています。そんな中、米メディアPolygonが「Xboxには最有力候補があったのに、自らその芽を潰してしまった」と指摘するコラムを掲載し、話題を呼んでいます。
ニュース概要

Polygonが公開したコラム記事で、Xbox傘下のObsidian Entertainmentが『Baldur’s Gate 3』に匹敵するCRPGを生み出す土壌を持っていたにもかかわらず、Microsoft側にその強みを活かす姿勢が見られない、と論じられています。同スタジオは『Pillars of Eternity』シリーズなど、本格的なパーティ制RPGの制作実績を積み重ねてきた実力派。しかし近年Xbox部門で続くレイオフや事業整理の流れが、こうした大型プロジェクトの実現を難しくしているのではないか、というのが記事の主旨です。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
『Baldur’s Gate 3』が示したのは、「重厚な会話・分岐・仲間との関係性を突き詰めた古典的CRPGは、いまだメガヒットを狙える」という事実でした。だとすれば、『Pillars of Eternity』2作、『Tyranny』、『Pentiment』、そして『Avowed』と、世界観構築とライティングで安定した評価を得てきたObsidianは、たしかに次の一手を打つのに最もふさわしいスタジオの一つでしょう。ただ、大規模CRPGは開発期間もコストも膨大で、成果が読みにくいジャンルでもあります。Xboxがゲームパス中心の戦略に舵を切っている中で、5〜7年スパンの大作にGOサインを出せるかは、経営判断としてかなりシビアなはず。個人的には、いきなり超大作を狙うより、まず中規模の『Pillars』新作でファンベースを固め直す道もあると思うのですが、はたして。続報を注視したいところです。

