1993年に登場した初代『DOOM』のあの重厚なギターサウンドを手がけた作曲家、ロバート・プリンス3世(通称ボビー・プリンス)氏が、81歳でこの世を去ったことが明らかになりました。FPS黎明期の音楽を支えた巨匠の訃報に、世界中のゲームファンから追悼の声が寄せられています。
ニュース概要

海外メディアEurogamerの報道によると、初代『DOOM』のサウンドトラックで知られる作曲家、ボビー・プリンス(Robert Prince III)氏が81歳で亡くなりました。同氏は『DOOM』のほか、『Wolfenstein 3D』『Commander Keen』『Duke Nukem』シリーズなど、id SoftwareやApogee作品の楽曲を多数手がけたことで知られ、PCゲーム史におけるサウンド面の立役者の一人として高く評価されてきた人物です。
出典: Eurogamer
ハマケンのひとこと
『DOOM』を初めて触れた方なら、E1M1「At Doom’s Gate」のあのリフが頭の中で鳴り出した方も多いのではないでしょうか。MIDIという当時の制約だらけのフォーマットで、ヘヴィメタル直系のあの疾走感を表現してしまったのは本当にとんでもない発明でした。ボビー・プリンス氏の楽曲は単なるBGMを超えて「DOOMらしさ」そのものを定義した存在で、現在の『DOOM Eternal』のミック・ゴードン作品にも、その精神は確実に受け継がれていると感じます。元弁護士という異色の経歴から作曲家に転身し、FPSというジャンルそのものの音の方向性を決定づけてしまった人。一つの時代が終わったような寂しさを覚えつつ、改めて当時のサウンドトラックを聴き直したくなりました。ご冥福をお祈りします。

