Electronic Arts(EA)が、自社タイトル内での広告掲載を本格展開する新事業「EA Advertising」を立ち上げたと報じられました。すでにスポンサー契約が多数組み込まれている「Madden NFL」や「College Football」シリーズなどで、さらに広告が増えていく見通しです。
ニュース概要

Polygonによると、EAはゲーム内広告を扱う新部門「EA Advertising」を立ち上げ、自社タイトルでのブランド露出をより組織的に進めていく方針とのことです。これまでも「Madden NFL」や「College Football」といったスポーツ系タイトルではスタジアム看板や用具などにスポンサー枠が存在していましたが、今後はそうした広告枠がさらに増えていくとされています。対象は現実のスポーツリーグを扱うタイトルが中心になる見込みです。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
スポーツゲームは「現実の試合に近いほどリアル」という性質があるので、スタジアム看板やユニフォームのロゴなど、広告が入ること自体は没入感を損なわないどころか、むしろ現実感を高める方向に働きます。実際、NBAやサッカーの公式ライセンス作品では、看板広告がリアルタイムで切り替わる演出はもはや当たり前ですよね。問題は「どこまでなら自然か」のラインです。試合中のローディング画面や、メニュー画面に動画広告が差し込まれるようになると、フルプライスで買っているのに広告を見せられるのか、という不満が一気に噴き出しそうです。EAは『UFC』や『F1』など現実スポーツのIPを多く抱えており、広告事業としてのポテンシャルは確かに大きいはず。ただ、収益化を優先するあまりプレイ体験を損なってしまえば、Maddenシリーズで何度も繰り返されてきた「ファン離れ」論争を再燃させかねません。EAがどんなガイドラインで線引きするのか、今後の発表に注目したいところです。

