人気LitRPG小説「The Wandering Inn」の作者pirateaba氏が、自作の実写映像化について「まず間違いなく失敗するだろう」と語ったことが話題になっています。膨大なボリュームと独特の世界観を持つ作品ゆえの、作者ならではの慎重な姿勢が垣間見えます。
ニュース概要

IGNの取材に応じたWeb小説「The Wandering Inn」の作者pirateaba氏は、自作の実写ドラマや映画への適応について否定的な見解を示しました。同作はLitRPG(ゲームのステータスやスキルといった要素を物語に取り込んだ小説ジャンル)の代表格として知られ、すでに長大なシリーズとして展開しています。作者はそのスケールや表現の難しさから、現状のままで実写化に踏み切っても良い結果にはならないだろうと考えているとのことです。
出典: IGN
ハマケンのひとこと
作者自ら「失敗する」と公言するのはなかなか珍しいケースですが、これは作品への愛があるからこそ出てくる言葉だと感じます。LitRPGはステータス画面やスキル発動など、テキストだからこそ自然に成立する表現が多く、実写でやろうとするとどうしても画面が情報過多になりがちです。日本でいうと「なろう系」異世界転生作品の映像化が抱える悩みに近いものがあるかもしれませんね。むしろアニメや、ゲーム的なインタラクティブメディアとの相性のほうがずっと良さそうに思えます。安易な実写化バブルに乗らず、媒体の特性を見極めようとする作者の姿勢は、原作ファンとしてはむしろ信頼できるポイントではないでしょうか。いつか「これなら」という形での映像化が実現する日を、気長に待ちたいところです。

