『Half-Life』シリーズや『Left 4 Dead』などで知られる元Valveのライター、Chet Faliszek(チェット・ファリゼック)氏が、もし『Half-Life 3』の脚本を任されてもやりたくない、と語りました。理由は「あの世界観の積み重ねが怖すぎる」というもの。
ニュース概要

かつてValveで『Half-Life 2』のエピソード群や『Portal』『Left 4 Dead』に携わった脚本家のChet Faliszek氏が、『Half-Life 3』のような続編にはたとえ任されても「長い棒で突くのもごめんだ」と発言しました。氏いわく、シリーズが長年積み上げてきたロア(世界観・設定)はあまりに膨大で、それを満足にまとめ上げる責務を考えると恐怖すら覚える、とのこと。現在はストリーミング配信中の場で語られた一幕で、ファンからの「自分で続編を作ればいいのに」といった声に対する答えという位置づけです。
ハマケンのひとこと
「3」が出ない呪いで有名な『Half-Life』ですが、実際に当時の現場にいた人がここまで腰が引けているのは、なかなか重みのある話だなと感じました。『Half-Life 2: Episode Two』のあのラストから十数年、ファンの中で膨らみ続けた期待値はもはや成層圏で、何を出しても賛否どちらかが爆発しそうな状態です。Faliszek氏が言う「ローが怖い」というのは、設定考証の難しさだけでなく、ファンとの「正解探し」のプレッシャーも含んでいるはず。Valve自身が『Half-Life: Alyx』で本編に再接続する形を選んだのも、いきなり「3」を背負わない安全策だったのかなと改めて思います。個人的には、続編を作るならむしろシリーズ完全未経験のライターが大胆にやった方が良い物が出る気もしていて、そのあたりの感覚は氏の発言とも通じるところがありそうです。

