メキシコのスタジオが手がける新作ホラーゲーム『This Is Not For You』が発表されました。プレイヤーは論理を無視した構造を持つ「吸血灯台」を探索しながら、自分の手で地図を描いていくというユニークな内容です。
ニュース概要

『This Is Not For You』は、メキシコ拠点のインディースタジオInteractive Dreamsが開発するホラーゲームです。舞台となるのは現実の幾何学法則に従わない、歪んだ構造を持つ灯台。プレイヤーはその内部を歩き回りながら、自分自身の手で見取り図を描き起こしていく仕組みになっています。本作は、空間の矛盾や複雑な建築構造を扱ったことで知られる小説『House of Leaves(紙葉の家)』からインスピレーションを受けて制作されているとのことです。
ハマケンのひとこと
「地図を自分で描く」という仕組みがホラー体験にどう影響するのか、個人的にはここがいちばん気になるポイントです。ゲームが用意した地図をただ眺めるのと違い、自分の手で描いた図が後から「あれ、ここさっき通ったはずなのに形が違う…」と狂い始めたら、恐怖の質がまったく変わってきそうですよね。『House of Leaves』は読者自身が物理的にページをひっくり返したり回転させたりしながら読み進める、体験型に近い小説として知られています。その“読者を巻き込む構造”をゲームというインタラクティブなメディアに落とし込むのは、相性が良い試みだと思います。非ユークリッド空間をテーマにしたホラーはこれまでも多くありますが、マッピング作業そのものをゲームプレイの核に据える点は新鮮で、続報が楽しみな一作です。

