生成AIが検索結果を独自に要約して答えてしまうことで、ニュースサイトへのアクセスが激減する――そんな未来をMicrosoft社内の幹部自身が予見していたことを示す裁判資料が公開されました。
ニュース概要

PC Gamerの報道によると、訴訟関連の裁判資料からMicrosoftの幹部が、AIが検索結果を要約して答えを返す仕組みによって「ドゥーム・ループ(悪循環)」が起こり、インターネット全体が空洞化する可能性があると社内で懸念を表明していたことが判明しました。実際に、MicrosoftのAI検索機能「Copilot」の導入後、New York Timesの記事へのクリック率(実際に元記事へアクセスされた割合)は最大93%も落ち込んだとされています。資料の中では、この状況が「人類史上最大級の労働の窃取」と表現されていたとも報じられています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
この話、実はゲームメディアにとっても他人事ではないと感じています。AIが検索結果を要約して答えを出してしまえば、ユーザーはわざわざ元記事を読みに来なくなり、広告収益や取材コストを支える仕組み自体が崩れてしまいます。ニュース記事だけでなく、攻略情報やレビューといったゲーム系コンテンツも同じ構造の中にあるので、いずれ同様の「アクセス激減」が起きる可能性は十分あります。今回、Microsoft自身の幹部が社内で危機感を持っていたと明らかになった点は象徴的で、AI企業側も「便利さ」と「コンテンツを作る側の持続可能性」のバランスに苦しんでいることが伺えます。今後の訴訟の行方次第で、AIによる情報提供の仕組みそのものが見直される可能性もありそうです。個人的にも、この流れがブログという発信の形にどう影響するのか、注視していきたいと思います。

