1993年発売の名作シューティングゲーム「Doom」を土台にしたMOD(ユーザーが作る改造データ)の中に、プレイヤーの精神を揺さぶる異色のホラー作品があるのをご存知でしょうか。その名も「MyHouse.wad」。制作者は今なお正体を明かしていません。
ニュース概要

2023年、匿名のMOD制作者が「Doom」用の無料コンテンツ「MyHouse.wad」を公開しました。古いFPSゲームのエンジンを使っているにもかかわらず、プレイヤーがこれまで体験したことのないような恐怖演出を次々と仕掛けてくることで話題になり、この10年間で最も優れたホラー体験のひとつとして評価されています。注目すべきは、作者が公開から時間が経った今でも匿名のまま、その立場を崩していない点です。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
30年以上前のゲームエンジンでここまで強烈な体験を作れてしまうというのが、個人的にはいちばんの驚きポイントです。グラフィックの進化がホラーの怖さに直結するわけではない、という好例だと思います。むしろ古いエンジンの制約や癖を逆手に取った「仕掛け」の方が、プレイヤーの予測を裏切りやすいのかもしれません。さらに興味深いのは、作者が正体を明かさず「キャラクターを演じ続けている」という点。作品そのものだけでなく、制作者自身のミステリアスな立ち振る舞いまでもが作品世界の一部になっているような感覚があります。商業作品では絶対にできないこの“匿名性ありきの表現”は、MODコミュニティならではの面白さだと改めて感じました。

