世界中で大ヒットしている位置情報ゲーム「Pokémon GO(ポケモンGO)」を通じて集められたデータが、軍事用ドローン向けのAIシステム訓練にも利用されていたことが明らかになりました。データを扱うのは、Nianticから分離した新会社「Niantic Spatial」です。
ニュース概要

Niantic Spatialは、ポケモンGOのプレイヤーが投稿した「ground scans(地上スキャン)」と呼ばれる現実世界の風景データが、同社が開発する空間AIモデルの学習材料の一部になっていると明言しました。このAIモデルは軍事用ドローン向けの技術開発にも応用されているとされ、ゲームを通じてユーザーが提供してきた現実世界の3Dデータが、エンタメ以外の領域に流用されていた点が問題視されています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
ポケモンGOのスキャン機能は、レアなポケストップ報酬と引き換えにプレイヤーが街角を撮影・アップロードする仕組みで、以前から「結局これは何に使われるんだ?」と気になっていた方も多いはずです。Nianticはかねてから現実世界の3Dマップ「Visual Positioning System」構築のためと説明してきましたが、それが軍事ドローン向けのAI学習にまでつながっていたとなると、話の重みはかなり変わってきます。プレイヤー側からすれば「ポケモンを捕まえるつもりが、いつの間にか地理情報の収集員になっていた」という構図で、利用規約上は問題なくともモヤッとする話題でしょう。位置情報ゲームの便利さと引き換えに、自分のスキャンデータが最終的にどこへ流れていくのか――遊ぶ側のリテラシーが問われる時代になってきたな、と感じます。

