『新世紀エヴァンゲリオン』で碇シンジ役を務める声優が、AIによる音声クローニング技術に強い懸念を示し、日本政府に対して法的な対応を求める声を上げました。
ニュース概要

『新世紀エヴァンゲリオン』で碇シンジを演じる声優が、AIを用いた音声クローニング(本人の声を無断で学習・複製する技術)について「胸が痛む(heartbreaking)」と表現し、強い不満を示しました。また、こうした技術の無断利用に対して日本政府が規制や保護の枠組みを整備するよう求めており、声優業界全体におけるAIの権利問題が改めて注目を集めています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
声優という職業において「声」はまさに唯一無二の財産です。長年のトレーニングと表現力によって磨き上げてきた声を、本人の同意なくAIが学習・複製できてしまう現状は、確かに「胸が痛む」という言葉がぴったりだと思います。
ゲーム業界との関わりで言えば、昨今は国内外のゲームタイトルでも著名な声優が多数起用されており、AIによる音声複製が許容されれば、開発コスト削減を理由にした”声の代替”が横行するリスクは十分あり得ます。欧米ではSAG-AFTRAなどの組合がAI利用に関する交渉を積極的に進めていますが、日本には現時点で同等の法的・組織的な後ろ盾が整っているとは言いにくい状況です。
今回の発言が単なる個人の感情表明に留まらず、業界全体での議論や立法につながるかどうかが鍵になります。ゲームや映像作品を愛するファンとしても、声優さんたちの表現と権利がしっかり守られる環境になってほしいと切に思います。

