1998年、『Half-Life』と真っ向勝負を挑んだFPS『SiN』。そのデザインリードが、リリース当時にパブリッシャーとの関係が冷え込んでおり、まともなテストすら行われないまま発売に至った経緯を語りました。結果としてレビューでバグを酷評されたといいます。
ニュース概要

Ritual Entertainmentが開発し1998年に発売されたFPS『SiN』は、当時の『Half-Life』に対抗する大型タイトルとして注目を集めていました。今回、同作のデザインリードを務めた人物が、発売時期にはパブリッシャー側がスタジオに対してかなり不満を抱えており、品質保証(QA)テストが十分に行われないまま市場に出されたと振り返っています。その結果、ゲームメディアからはバグの多さを厳しく指摘され、レビュー評価にも大きく響いたとのことです。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
『SiN』は当時、Quakeエンジン系FPSとしてかなり野心的な作品で、ストーリー演出やレベルデザインに尖った要素が詰まっていました。実際、もしバグまみれでリリースされていなければ、『Half-Life』とまではいかなくとも、もう少しFPS史に名を残せていたタイトルだったと個人的には思います。発売タイミングも『Half-Life』とほぼ同時期で、比較された上にバグで酷評という二重苦は厳しすぎますよね。気になるのは、開発スタジオとパブリッシャー間の関係悪化がどこから始まったのか、という点。スケジュール延期や予算超過が引き金になるのはこの業界では珍しくありませんが、最後の仕上げ工程であるQAを軽視されてしまうと、開発側がどれだけ頑張っても評価に直結しません。25年以上経った今、当事者の口からこうした裏話が出てくるのは貴重な資料的価値があり、当時を知るFPSファンとしては感慨深いものがあります。

