AIデータ収集で「本を裁断するサービス」を公開した企業、ページ削除し「実際には存在しなかった」と説明

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AIの学習データとして書籍をスキャン・裁断するサービスを告知していたとされる企業が、その記述をウェブサイトから削除し、「そのようなサービスが実際に稼働したことはない」と釈明したことが報じられました。

ニュース概要

AIデータ収集目的で書籍を裁断するサービスをめぐる騒動

ある企業が、AIモデルの学習データを収集する目的で紙の書籍を物理的にスキャンしたのち廃棄・裁断するというサービスをウェブサイト上に掲載していたと話題になりました。批判が広がるなか、該当する説明文はサイトから削除され、企業は「このサービスが実際に提供・運用されたことは一度もない」とするコメントを発表しています。

出典: PC Gamer

ハマケンのひとこと

PC Gamerがこの記事の要約として添えた言葉が「Press X.」の一言でした。これは『L.A. Noire』の尋問システムに由来するインターネットミーム「X to Doubt(疑いのボタンを押せ)」のことで、つまり編集部が「その説明、額面通りには受け取れないよね?」と遠回しに突っ込んでいるわけです。ゲームメディアらしい秀逸な一刺しだと思います。

「サービスは存在しなかった」という釈明が炎上前から準備されていたものなのか、それとも批判を受けてから急いで火消しに動いた結果なのか——正直なところ、公開された時点でその文言がウェブ上に存在していた事実は変わりません。著作権者の許諾なく書籍をAI学習に使用すること自体、現在進行形で世界中の著者・出版社が問題視しているテーマですし、それをさらに一歩進めて「物理的に裁断する」という表現を打ち出した感覚には、相当な鈍さを感じます。

ゲーム業界でも、ゲームのシナリオ・アートワーク・音楽などが無断でAI学習データとして取り込まれることへの懸念が高まっており、この問題はゲームと無縁ではありません。クリエイターが作り上げた作品をどこまで「データ」として扱えるのか、業界全体で真剣に向き合うべき局面がすでに来ていると感じます。

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