『ファイナルファンタジー』生みの親である坂口博信氏が、ファンによってAIで制作された『FF6』リメイク風のティザー映像をSNSで称賛したところ、『サガ』シリーズの河津秋敏氏から「やめてほしい」と窘められる一幕がありました。
ニュース概要

ファンがAIを用いて制作した『ファイナルファンタジーVI』リメイク風のティザー映像が話題になっています。坂口博信氏はSNS上でこの映像を高く評価するコメントを投稿。これに対し、長年スクウェア・エニックスでシリーズを支えてきた『サガ』シリーズ生みの親・河津秋敏氏が「お願いだからやめてほしい」という旨の返信を寄せ、ゲーム業界におけるAI生成コンテンツの是非が改めてクローズアップされる形となりました。
出典: Eurogamer
ハマケンのひとこと
かつて同じスクウェアで肩を並べて働いていたお二人が、AI生成コンテンツに対して真逆のリアクションを示したのは象徴的ですね。坂口氏は近年もインディー寄りの制作スタイルで新技術への好奇心を隠さない方なので、ファンメイドの映像に純粋に「いいね」と反応した気持ちは分かります。一方で河津氏の懸念も非常にまっとうで、AIによる学習元には公式アートやドット絵といったクリエイターの労力が含まれているはずで、それを土台に「公式風」の映像が広まることへの危機感は、創作の現場を背負ってきた人ならではの視点でしょう。FF6リメイクは多くのファンが心待ちにしている題材だからこそ、AI制作物への称賛が「公式もこれでいいのでは」という空気に繋がる怖さもあります。技術の楽しさと、クリエイターの権利。この線引きは2024年以降の業界全体の宿題ですね。
