スワイプ操作で王国を統治するユニークな一作『Reigns』や、カードゲームを題材にした騙し合い劇『Card Shark』を手がけたフランスの開発スタジオ、Nerialが活動休止を発表しました。所属スタッフはすでに解雇され、次の仕事を探している状況だといいます。
ニュース概要

『Reigns』シリーズや『Card Shark』などで知られるNerialが、親会社Devolver Digitalとの話し合いを経て事実上の活動停止、いわば「冬眠モード」に入ると公表しました。所属していたスタッフは全員解雇され、新たな職場を探しているとのことです。一方でスタジオの創業者たちは「自分たちの原点に戻る」として、今後は小規模な体制での活動を模索していく方針が明らかにされています。
ハマケンのひとこと
『Reigns』は「スマホで王様をやる」という一言で説明できてしまう発明的なUIが衝撃的でしたし、『Card Shark』も18世紀フランスを舞台にインチキ賭博で成り上がるという、他に類を見ない切れ味のアイデアでした。アイデアそのものを武器にしてきたスタジオだからこそ、今回の「原点に戻る」という言葉が重く感じられます。おそらく大所帯での開発・運営コストと、尖ったアイデアを形にするスピード感のバランスが取れなくなったのだろうと推測します。インディーシーンでは近年、こうした「小さく身軽に戻る」選択をするスタジオが増えている印象がありますが、個人的には創業者たちが次にどんな変なゲームを作ってくるのか、むしろ楽観的に期待してしまいます。解雇されたスタッフの方々の再就職先が早く見つかることも願っています。

